「こんな花が咲きました」のコーナーへようこそ

このコーナーは、月例会に開花が間に合わなかった、花命短くてすぐに枯れてしまった、大きすぎて搬入ができなかった、あるいは花が多すぎて持ちきれなかった等の事情で、みなさんに見ていただくチャンスを逃してしまった花々の、再デビュー舞台です。
クールタイプのBulbophyllum

    Bulb. annandalei     Bulb.membranifolium ‘Borneo’
      Bulb.lobbii ‘Kelantan’       Bulb.SP ‘Cameron’
      Bulb. SP ‘Cameron’       Bulb.imbricata‘Borneo’
 Bulbophyllum(Bulb.)
バルボヒィラム属は、主として熱帯地域に広く分布するラン科最大の属の一つで、 その種類は約1000-1200種以上とも言われます。
(海外文献では2000種の記述もある。)

 原生地は200m位の低地から3000mの高地まであり、又花蓉や色彩も多種多様なので 趣味家には魅力のある属ですが、ただ花期が短いのが欠点です。
一般に見られる種はほんの一部で、又参考の海外文献も少なく未発表の種も多く有ります。
尚、KEW GARDEN発行の「ORCHIDS OF BORNEO」Vol,2 に250種にも及ぶ極小種から小・中種のBulb.が収録されており大変参考になります。
今回はマレ−シアの1000-2300m帯のBulb.を数種、デジタルカメラで撮った写真でご紹介します。
2002年に第17回のWOCが開催されるマレーシアは赤道直下の地ですが、半島の中央山脈には2000m級の山、ボルネオ島には4101mのキナバル山が有ることから意外と高地の種が多く又美花が見られます。
同地1500mの温度帯を見ますと、周年13-22℃です。
従って日本での栽培には夏を如何に涼しく保てるかにかかっています。雑居温室で何とか順応させて咲かせることも出来ますが本来の姿では有りません。
夏の山上げは大事で、特に株の成育度が違います。
                                  栽培・撮影:池上俊彦


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