出品株総数447株のうち、<上位入賞花>及び<入賞にはならなかったが、珍花や学術・鑑賞的的価値>、…など。前者は受賞花として、後者はアットランダムとして掲載します。


【蘭友会会長賞】
Paph. venustum 9鉢のグループに

前段:Paph.venustum 後段:venustum var. album
峯田美智子

 今回受賞した株のうち、albumはPaph.venustum album‘schumacher’× venustum album‘Winfield’AM/AOS
で、これはPaphanatics、unLimitedが売り出したフラスコを‘89. 6月に購入した。フラスコ出しから順調に生育し、記憶によれば全部開花したという程の健康優良児でした。
 赤い花の株は、それよりも以前に入手しました。ワシントン条約などというものの無かった時代の山採り株で、幸運にも1000株もあった(いやそれ以上も)、花付株の中から選んだもので、今、思い出しても夢の中の出来事だった様な気がいたします。
 両方とも、“株分かれ”すればともかく、“株分け”はしないで作って来ました。これは面倒なのと株が増えるのは困るという、あまり自慢にならない理由からです。水苔のみで植え、鉢の下1/3位は空間をとるようにしています。植え替えの遅れは何よりも悪いと考えますので、早めにするよう心がけ、水苔全部を取り替えるか、一部に留めるかは、株によって判断します。ハウスには加湿器がありますが、乾きますので冬でも3日に一度位潅水します。肥料は生長期に油粕の腐汁と粉末ハイポネクスを適宜施します。夏はできるだけ外に出して、雨と風に当てた方が機嫌がよいようです。
 開花調節らしきものは全くしていません。花の向きを揃えるのも、鉢を動かさないようにする位で、あとは花に任せます。従って時々後ろを向いてしまうものもあります。無理に直さないようにしています。
 今回の受賞は20年近く、黙々と作り続けて来た忍耐に対するご褒美と喜んでおります。有難うございました。

 
【岡見賞】
渡辺きよ子
Trichoglottis rosea
【小野賞】 
香川義熙
Coel. cristata 'Newface Takamatsu'

【江尻賞】
笠原隆義
Den. sulawesiense 'HR'

【宮田賞】 
大和田武士
C. walkeriana v. coerulea 'Choju'

【根津賞】 
清水達夫
Paph. Emerald Dream

【蘭友会賞】 
松井紀夫
Ambrostoma cerunum
【蘭友会賞】
嶋野忠介
Ency. polybulbon
【蘭友会特別賞】
小林 晃
Coel. sp.
【蘭友会特別賞】 
高橋博子
Bc. Bill Worsley 'Mill-Feuilles'
【松坂屋賞(A)】
萩原宣久
C. percivaliana 'Summit'
【松坂屋賞(B)】 
鈴木隆夫
Lc. Little Oliver 'Good'
【(社)園芸文化協会賞】石河利之
Max. shunckii
【日本洋蘭農業協同組合賞】 中桐 章
Lyc. Shoalhaven
【銀座6丁目町会会長賞】松澤正二
Bardendrum Nanboh Pixy
【銀座通り連合会6丁目支部販売促進研究会会長賞】池上俊彦
Bulb. purpurascens
 
   
【フレグランス第1位】柏渕保男
Blc. Pamela Hetherington ''Coronation'
       

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