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平成24年3月18日


【小型株第1位】
Sarcochilus Fitzhart 萩原宣久

 寒い中本日は人気投票(小型株)を選んでいただき心から御礼申し上げます。
さてこの品種はオーストラリア原産Sarcochilus属のhartmanniiとfitzgeraldiiの交配で、交配名はフィッツハート(Fitzhart)です。(白梅蘭の愛称がある)
栽培の方法は一口に温室のいらない蘭科植物である。夏は、直射日光で水遣りは1週間に1回程度です。秋口に入ると徐々に水を減らす。晩秋にはシリンジ程度にする。やはり直射栽培です。冬場が問題です。寒いからといってハウスに入れると花は付きません。基本的にはプラマイ0度を目標に育種する。寒さに対する過保護は禁物です。水遣りをするのであれば日中、日のある午後1時前後にシリンジがよいであろう。ここで水を与えると枯れます。どうしても心配であれば昼間は屋外、夜は無加温の部屋かもしくは玄関が良い。温めると花は付きません。ここで12月半ばになると葉と葉の間から花になる突起が見えてくる。それでもまだ屋外栽培である。12月末になると花茎が1センチくらい伸びてくる。そうしたらハウスに入れてシリンジからはじめて、徐々に水遣りに切り替える。一週間に1回程度で充分だと思います。ハウス内でも日の良く当たるところに置きます。必ず花芽が上がると思います。デンドロビュームのノビルよりも過酷栽培です。

【小型株】        

第2位
小林 晃
Lyc. brevispatha
第3位 
香川義煕
Dracula vampira 'Tyler'
AM/AOS,SM/JOGA

第4位
斉藤たみ子
Lpt. bicolor

第4位
上野幹雄
Aerangis luteoalba
f. rhodosticta
第6位
佐藤正信
Polystachya affinis


【大型株第1位・努力賞】
Rth.[Pot.] Love Passion 'Orange Bird' 若林田津子

 3月の例会で人気投票1位を頂き大変感激しております。本当にありがとうございました。
 この株は平成11年5月に知人から頂き13年持っております。鉢増し、鉢増しで育ててきました。1度4花茎あがり神代のラン展に出品したことがありますが、蘭友会の例会には初出品だったように思います。
 このRth.Love Passion ‘Orange Bird’ 花色は人目を惹く濃いオレンジ色、私は大好きな一株です。欠点として葉がよじれながら大きくなるのが難点です。今年は4本の花茎に蕾を持ち八分咲き位で出品することが出来ました。花数は32輪と前より3輪少ないのですが、矢っ張り湿度のせいでしょうか、ふっくらと少し大きく咲いたのかと一人納得しております。
 私のラン栽培は何もかも3坪の温室です。コチョウランも好きで小さなフレームに大小15株ほど持っております。一昨年からヨーグルトのあき箱に水をはり10個位おくようにしました。そのせいか、蕾が落ちることなく白の大輪も2花茎あがり15輪ですが咲きました。湿度の大事さをあらためて思っております。
 一人暮らしになり、ランと過ごす時間も大変多くなり疲れ知らずでランと遊んでおります。何ヶ月か前に佐藤攻さんにもっと水をたくさん撒き湿度を高めた方がよいとアドバイスを頂き実行しております。有り難い事です。これからも諸先輩にお世話になりながら栽培を続けたいと思います。

【大型株】        
第2位
香川義煕
Den. roseipes
第3位 
唐木善孝
Den. macrophyllum
第4位
鈴木隆夫
Gur. skinneri 
第4位 
高橋洋三
Den.sp. (チモール島産)
第6位
佐藤正信
Den. Roy Tokunaga
× Den. Silver Wings
第7位 
萩原宣久
Pleurothallis teaguei
第7位  
海老原成雄
C.lueddemanniana 'Sanpetoro'
良個体賞 
高橋洋三
C.harpophylla
var.kautskyi
GC開花賞
唐木善孝
Gur. aurantiaca

フレグランス賞
海老原成雄
C.schroederae 'Ebicharm'

 
記録作成:唐木善孝 監修:池上俊彦
入賞花撮影:坪井賢三・HP作成:佐藤 攻

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