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平成25年1月20日


【小型株第1位】
Epi. centropetalum 峯田美智子

 この株は、昭和63年5月15日に、GC-63-5 Oerstedella centradenia の種名で、GC配布されたものの生き残りです。
 この種は、当時は珍しく、たまたま、理事の故松村忠雄さん所有の株に自家受粉した種がつき、松村さんから、種がついたから苗が作れるのでは、と相談され、蘭園に依頼して苗を作っていただき、GC苗として配布したものです。例会場で91株、地方会員に、25株配布したと記録されています。今日では考えられない数です。
 例会場で根がよく張っていると、皆様にほめられ、栽培者として何よりも嬉しく励みになりましたが、これは私の栽培技術よりも着けてあるブラジル産の松の皮と相性が良かったのかもしれません。この松の皮は「これはいいですよ」とαオーキッドの原さんからいただいたものです。
 属、種名は、Oerstedella centradenia から、今では Epi.centropetalumになっているとの指摘を受けましたので、頭書のタイトルにしました。花保ちがとても良いので、蘭展シーズンに開花することから、一株持っていると良いと思います。


【小型株】        

第2位
池上俊彦
Den. linguiforme

第3位
若林田津子
C.[Lc.] Imperial Wings’Noble’

第4位
佐藤 攻
Den.peguanum

第5位
渡辺きよ子
Mediocalcar decoratum 'Happy Field'
第6位
小野やよい
Onc.[Odm.] wyattianum


【大型株第1位】
V. tricolor 小澤正直


  たくさんの票をいただきありがとうございました。この株は私の洋ランの先生であり、当会の元理事を務められた故堀井喜久治氏から、約30年前に頂いたものです。その時は「V. luzonicaです」と言うことでしたが、花が咲いてみると似たような花のある中で、大きさや花弁の色、模様、咲く時期から(NHK趣味の園芸 世界のラン 参考)どうも「ジャワ島原産のV. tricolorだ」となりました。
 このランはたいへん丈夫ですが、冬の朝の最低温度が14〜15度を保ち1日1回水やりをし、(低温では根の伸長が止まり、下葉が落ちます。)5月下旬頃から戸外の風通し、陽当たりのよい所に置きます。夏期は50%の遮光下に置き朝夕2回の水やりをします。今まで2回ほど植え替えしましたが、バスケットやプラ鉢等に植え鉢片などで押さえて動かぬようにしておけば、温度さえあれば根はどんどん伸びて活着します。肥料は液肥を冬は2週間に1回、温度が上がるにつれて間隔を短くして、夏は週1回程度にし、生育の盛んな時期には、油粕などの固形肥料を月に1回ずつ2〜3ヶ月与えます。環境が良ければ根の先端が緑色で生き生きとして葉はメキメキと伸長し、根本から小株も次々と出て5〜6年もすれば大株になります。
 私は、会員歴は長いのですが、事業の都合で例会には殆ど出席できないものの、銀座松坂屋の蘭展には毎年出品して何回か奨励賞を頂きました。これからは時間に余裕が出来ましたのでできるだけ出席したいと思います。よろしくお願いします。


【大型株】        
第2位
鈴木隆夫
C.percivaliana
第3位
清水達夫
Den.speciosum v.giganteum
第4位
冨澤 實
C.labiata
第5位
小野やよい
Fdk. After Dark
第6位
鈴木隆夫
C.lueddemanniana
第6位
鈴木隆夫
C.
[Slc.] Sunset Glow
第6位
坪井良二
C.trianae f.concolor
良個体賞
清水達夫
Lyc. Abou Sunset
フレグランス賞
上野幹雄
Trichoglottis pusilla ‘White Zebra’

GC開花賞GC07-10
小野やよい
Bulb.laxiflorum

 
記録作成:斉藤たみ子 監修:池上俊彦 入賞花撮影:冨澤 實 HP作成:佐藤 攻

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