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平成26年7月20日


【小型株第1位】
Prosthechea mariae 中村好一

 この度、人気投票の小型株部門でProsthechea mariaeを多くの方々に選んでいただき有難うございました。今年、この株は花茎が4本上がり、3花茎に3花、1花茎に4花が付きました。昨年は3花茎上がり7月の例会では小型株部門で1位をいただき、2年連続で同じ株で受賞しました。毎年、少しずつですが作が上がっているように思います。来年はこの株に5花茎が付くように挑戦してみたいと思っています。
 mariaeはメキシコの1000−1200mの高地のカシの木に着生しているそうです。このような環境をイメージした栽培法を進めていますが自生地を訪ね確認をしてみたいですね。
栽培法は、明るく湿度が高い場所に置き、7日か10日に一度2000倍の液肥を与えています。さらに、メキシコの雨量に合わせ年の初めの1月頃から水の与える回数を多くしています。

【小型株】        

第2位
佐藤 攻
Bulb. longiflorum ’Tokyo’

第3位
清水達夫
Prosthechea [Encyclia] vitellina ’Sakura’

第4位
上野幹雄 
Macroclinium manabinum ‘MU-#1’

第5位
佐藤 攻 
Paph. druryi ‘Graceful’

第5位
石河利之 
Bulb. treschii [plumatum var. giganteum]

         
       
第5位
小澤正直
Aganax Eva’s Blue Amazon (Aganisia × Colax)
       


【大型株第1位・栽培賞】
Coel. pulverula ‘Mihama’ 冨澤 實

 Coel. pulverula(dayana)と最初に出会ったのは、20年くらい前でした。岡山県洋蘭協会の原種コレクターでいろいろ珍しい蘭を栽培していた故岸野氏が例会に出展された株を見たのが最初です。1m近く下垂した花茎に整然と咲き揃う渋い花に魅了されました。当時は、デンドロと交配カトレヤの大輪系を追い求めていたころで、あまり原種には興味がありませんでしたが、それ以来、なんとか手に入れたいと思っていました。幸運にも程なく氏より株を分けて頂くことができました。2~3バルブの株だったと思いますが、成長が早く、6号鉢ぐらいまで成長し、11〜12花茎程花を付けたと記憶しています。その後、当地に転勤になり、3年ほどはラン栽培を中断していました。当地でラン栽培を再開して間もない7、8年前に東京ドームで、業者さんの店を覗き歩いているときに根を水苔に包んだだけの小さな株を偶然見つけました。つい懐かしく思い、大株になることも忘れて購入したのが今回の出展株です。例会1週間前に25花茎がほぼ満開になって、例会2日前から、触るとポロリポロリと花が落ち初め、もうダメかなと思いながらも、折角ここまで咲いたのだから皆さんに見て頂こうと出展することにしました。例会当日に運搬のための養生をしている間にも相当数の花が落ち、出展時の養生を取り除く間にも大分落花してしまいました。少し見苦しい状態でしたが、そのまま展示させていただきました。写真は、養生前の自宅での写真です。皆様、投票ありがとうございました。

【大型株】        
第2位
冨澤 實
Dimorphorchis lowii
第3位
中村好一
Dimorphorchis lowii

第4位
鈴木隆夫
Rlc. Ann Cleo
‘Stars & Stripes’

第5位
海老原成雄
C. warneri fma. coerulea ‘Mama’
第6位
冨澤 實
C.harrisoniana [loddigesii ]
‘Mineta Light’
         
第6位
香川義煕
Den. glomeratum
第8位
鈴木隆夫
C. warneri f. coerulea ‘Kameyama’.
第8位
佐藤正信
Sobralia xantholeuca (‘Mae’ × ‘yellow T.’)

GC開花賞(GC11-12)
鈴木隆夫
C. araguaiensis

フレグランス賞
中村好一
Sedirea japonica
       
 

記録作成:唐木善孝 監修:池上俊彦 入賞花撮影:佐藤 攻


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