今月の花 Cuitlauzina pendula
Cuitlauzinaはメキシコに固有の1属1種の着生蘭である。属名はメキシコItzapalapaの知事Cuitlautzinに因んで命名された。この1属1種の属は1824年にLa
Llave とLexarzaによってC. pendulaを基に記載された。しかしながら、その後、この種はヨーロッパの植物学者たちによってOdontoglossum,
Oncidium, Lichterveldiaの種として再記載されたので、Cuitlauzina pendulaであることが見逃されてしまった。
Halbingerが1975年にCuitlauzinaを復活させ、その後、その舌をもつれさせるような発音にもかかわらず、広く採用されてきた。かれは下垂する花梗、短い3翼のリップ、基部の側裂片を欠く爪のあるリップを有するために、Ticoglossum
Osmoglossumのような類似の属とCuitlauzinaを区別した。