Macroclinium manabinum
(Dodson) Dodson 1984

 

 Macrocliniumはメキシコからガテマラ、パナマなど中米を経て南米コロムビア、ベネズエラ、ボリビア、エクアドル等の国々に広く分布している着生種の蘭科植物である。自生地はおよそ海抜400m〜1900mにあり、warm typeからcool typeまで様々である。
  Macroclinium manabiumはエクアドルの西側、太平洋に面しているマナビ県に自生している種であり、種名のmanabiumは県名のManabiにちなんでいるようである。
 取り上げたMacroclinium manabiumは2015年、国際園芸で入手した株で、1年経過して7月例会に出品したわけである。株は6cmほどの高さ、扇状の葉の間から3〜4cmの花茎をのばし10輪前後の花を付ける。花は線香花火のようにボール状に咲く。暑さ、寒さもそれほど影響なく、比較的丈夫だと思われる。

 
2016年7月17日7月例会 栽培・撮影・記:佐藤 攻

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