世界らん展日本大賞2016オープン

 
 
 世界らん展日本大賞2016が2月12日開幕し、一般公開がこれまでの9日間から短縮されて13日から19日まで7日間の公開となった。世界最大級のこの展示会は、テーマは「らんを楽しむ。暮らしを彩る」。19か国の参加、約3000種・10万株の蘭の展示があり、盛大に開催された。
         
 
 
 
Paph. Emerald Future ‘Garaxy’
 
 

 日本大賞2016には、東京オーキット・ナーセリー高橋靖昌氏が出展されたPaph. Emerald Future ‘Garaxy’が受賞した。
  Paph.Emerald Futureは、兄弟株が昨年ゴールドメダルと優秀賞を受賞しており、JOGAのメダル審査においても3個のゴールドメダル受賞している話題の銘花がついに頂点を射止められた。完璧なまでに丸くフラットに展開したNS15.5cmの花は、文句なくトップの座にふさわしい花でした。

 
 
「夢の中へ」
 
春蘭(Cym.goeringii ‘Heiwa’)
 

 蘭友会の出品では、ミニチュアディスプレイ部門に出展された斉藤たみ子氏の「夢の中へ」が見事に最優秀賞を受賞された。2000年の受賞に続く2度目の受賞の快挙で、蘭友会会員の受賞を共に喜び祝福したいと思います。
  個別出展の優秀賞には、奈良県生駒市の桑原一夫氏の春蘭(Cym.goeringii ‘Heiwa’)が受賞した。この花は、花茎まで真っ白で洋蘭を趣味にする私たちにも目を引く魅力のある蘭でした。

 

 

Paph.Wossnor Favourite’Mass’s’

 
サンダースリストの原本
 
 優良賞は、斉藤正博氏のPaph.Wossnor Favourite’Mass’s’ が受賞した。この花は、(godefroyae var. leucochilum x hangianum)の交配。この種の交配では巨大な見事な整形花で、メダル審査でもゴールドメダルを獲得した。
  今年の特別企画としては、『ランの家系図を見てみよう〜ランの研究家フレデリック・サンダーの偉業〜』と『世界最大級の蘭と極小の蘭』の企画展示があった。蘭を趣味とする私たちには、サンダースリストの原本を目にすることが出来たことは貴重であった。
 
「春の調べ」
 
 アマチュアディスプレイ審査部門は、一昨年、昨年に引き続き、全日本蘭協会殿の作品「夢の楽園」が最優秀賞を受賞し、当会の作品「春の調べ」は奨励賞を受賞した。
  会員の出展では、唐木善孝氏のRodriguesia batemanii ‘Nana’ がホワイトリボンを受賞された。
 
レポート・写真:冨澤實



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