オープンニングセレモニー

 
 
 世界らん展日本大賞2017の今年のテーマは「蘭にときめく」。2月10日のオープニングセレモニーには、高円宮妃殿下、絢子女王殿下のご臨席のほか、今回の世界らん展の顧問を務める小池百合子東京都知事も出席され、オーキッドミューズに就任された宝塚歌劇団の月組トップスター珠城りょうさんの登場もあり、いつもにも増して華やかな開幕となりました。宝塚歌劇団の監修によるオーキッドゲートは、テーマにふさわしく華麗で、ゲート正面奥に日本大賞が望めるレイアウトで来場者を出迎えてくれました。19の国と地域の参加、約3000種の蘭の展示、様々なテーマ展示があり、一般の方々も楽しめる展示が盛り沢山でした。
         
 
 
 

Den.glomeratum ‘Long Well’

 
 

 日本大賞2017は、当会会員の永井清氏の作品Den.glomeratum ‘Long Well’が受賞しました。永井氏は、2010年に日本大賞を射止めており、今回が二度目の日本大賞に輝く快挙でした。また、当会会員でもある斉藤正博氏の作品Trt.splendium ‘Akiko’が世界蘭会議委員会特別賞を受賞しました。さらに、個別部門の入賞としては、山田茂氏の作品C.walkeriana fma.coerulea ‘Seaside Blue’ が奨励賞・シルバーメダルを受賞し、お立ち台に上がりました。このほかには、以下の会員の方々が入賞されました。
 山崎守勝氏  シルバーメダル  作品 Paph.Passionata ‘Europian Queen
 大和田武士氏 ホワイトリボン・ブロンズメダル 作品 Aslla. Africana ‘T.Owada’ 
 石橋洋二郎氏 ブロンズメダル   作品 Paph.(Valwin × hangianum) ‘Enshained Gem)
 南本修二氏   ブロンズメダル   作品 Paph.Emerald Spots ‘Southern Spots’
 菅谷信行氏   ブロンズメダル   作品 Epi.Pacific Lights ‘Nobu 1’
 上野幹雄氏   ブロンズメダル   作品 Van.Pinky ‘Tagara Red #1’ 
 当会会員の受賞を共に喜び祝福したいと思います。 個別出展の優秀賞には、群馬県の神保康紀氏の Gs.pulchera ’Fredensborg’ が受賞し、優良賞は、千葉県の平野毅氏の春蘭(Cym.goeringii ‘Benimaro’)が受賞した。 。

 
 
Trt.splendium ‘Akiko’
 
C.walkeriana fma.coerulea ‘Seaside Blue’
 

 ディスプレイ部門の愛好家クラスでは、日本リカステ教会の作品「リカステの森」が最優秀賞を受賞した。当会の作品「蘭が舞う」は、多くの会員の飾り花の出品協力を得て、デザイン性のある作品を完成させましたが、残念ながら奨励賞に甘んじました。

 

作品テーマに合わせて飾りつけをする様子
 
「蘭が舞う」奨励賞
 
 一般公開は2月11日から17日までの7日間。多くの蘭を愛する来場者を魅了した今年の国内最大の蘭の祭典が幕を閉じた。
 
レポート・写真:冨澤實



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