アッと蘭だム!はこちら
平成21年6月


【小型株1位】
Bulb. affine 鈴木隆夫

 このたびは小型株に選んでいただき有難うございました。この株は17年の春に入会させていただいたころに購入した何種類かのBulb.のひとつだと思います。
私の温室では、日当たりの良いところはカトレヤ類を並べて日当たりや風通しの悪いスペースでBulb.を育てています。今回選んでいただいたBulb,affineは冬場あまり日のあたらないところに置いた昨年から花数が多く咲き、今年も日陰において冬場を過ごさせたら、雨漏りのする場所で例年より湿っていたせいか、よりたくさん花がつきました。偶然の結果ですが、冬場でも水は多めに与え、50%ぐらいの遮光で育てるとたくさんの花がつきましたので、選ばれることになりました。この栽培法で今年の冬も同じようにほかのBulb. も育てみようと思います。来年もたくさんの花が咲いたら自信を持って花をつかせる栽培法にしていきます。
 おかげさまで、入会してから原種を多く育てるようになりました。栽培が面白くなった点は、交配種より栽培の工夫の結果が顕著に出るような気がします。交配種の持つ育ち癖が少なく、環境を作ってやると素直に育ち花で応えてくれます。これからも皆さんから栽培のポイントを月例会で教わり、花のたくさん咲く株を育てて生きたいと思いますので、よろしくお願いします。
今回は、私の株に投票していただき有難うございました。

【小型株】        

第2位
花房久枝
Onc. henekenii 'Whit'
第3位
鈴木隆夫
Den. lindleyi

第4位
池上俊彦
Bulb. dentiferum

第4位
斉藤 保
Paph. leucochilum
第4位
山田都奈子
Dendrochilum dempoence
第7位 
山谷 渉
Onc. concolor × macrnyy
       


【大型株1位】
Dimorphorchis rossii 'Koba'  小林 晃

\

 この株は2003年12月13日、セレンバンの蘭園で入手、今年で7年目になります。初開花は、05/4/22、1花梗で以後、 06/6/10、1花梗、07/6/29、2花梗、08/6/28.2花梗と開花し、今年は3花梗で、第1花梗、黄花2、クリーム点花8、第2花梗、黄花3、クリーム点花7、第3花梗、黄花3、クリーム点花7の計30輪付きました。開花順序は黄花からで、最初に第2、第3花梗から咲き、80%開花状態頃より第1花梗が咲き、全開時は6/19日でして、蕾発見時より約2ヶ月強を要しました。
 rossii の自生地はボルネオ、サバ州、キナバル山(4101メートル、世界遺産)の山麓、500m〜1200mの森林、サバ州のみで、キナバル山周囲を中心としているようです。もう1種の lowii と比べて狭いようで、lowii は サバ、サラワク、カリマンタン の1300mくらいの森林の広範囲に亘って自生しているとの事です。また、我家ではrossii の方が花上がりが良いようで、lowii は2年に1回です。
 栽培は lowii と rossii 共に同じ扱いでやっております。先ず、冬季に高湿度を維持、室内の冬季最低温度14〜15℃、風力、小型フアン、5個、暖房は動力温風機3kw、日照条件は良くなく、冬は午前11時近くよりで、50%遮光。5月中旬〜10月20日頃までは屋外栽培、日照は12時頃までです。肥料は他の蘭と同じです。高湿度を維持する事を第一に心がけています。
 たくさんの投票を頂き有難うございました。

【大型株】        
第2位・栽培賞 
中村好一
Cypripedium reginae
第3位 
香川義煕
Polycycnis barbata
第4位 
中村好一
Prosthechea citrina
第5位 
萩原宣久
C. violacea 'Muse'
第6位・良個体賞 
清水達夫
Den. victoriae-reginae

 

第7位 
香川義煕
Phal. sanderiana
第7位 
茂垣雅宗
B. cucullata × perrinni
GC開花賞
香川義煕
Den.purpureum f. album 'Big Maluku' × self
努力賞・フレグランス賞
宮本富貴子
Neofinetia falcata
 


ページトップへ

過去の人気投票の結果はこちら

トップページへ